2018年12月1日土曜日

「1インチ=2.538cm」由来推考:その2

 
ヤングのころに見覚えた
「1インチ=2.538cm」の存在を追っていたら、
魔王誕生の理由を探る羽目になった。
 
 
工業の世界では19世紀からおなじみで、
20世紀半ばにはきちっと国際ルールで定められた
「1インチ=正確に2.54cm」だというのに、
それを差し置いて幅を利かせる魔王「2.538cm」とは何だろうか。
 
この値は、どこをどう計算して出てきたのだろうか。
 
どういうわけで、
こんなに自然な感じで社会に浸透しているんだろうか。魔王なのに。
 

2018年11月30日金曜日

「1インチ=2.538cm」由来推考:その1

 
ひょんなことから、
1インチは正確に2.54cmなのだと知った。
 
1959年に発効した国際ヤード・ポンド法が根拠となって、
以来ずっと正確に2.54cm。
というか、
英米では実は1930年代から、ずっと正確に2.54cm。
それより前の1800年代にも、工業インチは2.54cm。
 
 
だけど、私、
ずっと1インチ=「約」2.54cmだと思っていた。
 
というのも、
印刷所に勤めていたとき(2000年ごろ)に
「1インチ=2.538cm」と覚えたからだ。
 

2018年11月13日火曜日

自分のアクセスもカウントされてしまう件

 
アクセス解析なんていうものは
飽かず眺む危険をはらむ時間泥棒であるわけだが、
当ブログシステム Blogger では
残念ながらデフォルトでは自分自身がカウントされてしまう。
 
「このブログの自分のビューを追跡しない」かなんかいって
設定できそうな画面もあるのだが、
うまいこと cookie に書き込めないようだ。
 
Google 謹製とはいえ、あちこちに、ちらほらと、
こういう「かゆいところ」が残っている。
 

2018年11月2日金曜日

「ウユウス」の正体:その3

 
文庫本で見つけた「んっ?」という違和感。
まずはラテン語の原書に当たるも、迷子に。
そこで文庫本の翻訳元である英書を頼ることにした。
『プリンキピア』英訳書を手がかりに
ラテン語「唯一者」に迫る……!
 
そして出くわした、手書き文字の所業……!
 

2018年11月1日木曜日

「ウユウス」の正体:その2

 
文庫本で見つけた「んっ?」という違和感。
まずはラテン語の原典に当たるも、玉砕。
 
だが、僕らには英語がある!
 

2018年10月31日水曜日

「ウユウス」の正体:その1


文庫本で見つけた「んっ?」という違和感。
読んでいるときはスルーしたが、あとからどうしても気になって、
やはり確かめずにはいられなくなった。
それを、校正者根性丸出しで調べてみようという実験。
いつもこんな手法で調べているんだよ、という手の内をさらしつつ。
 

2018年7月25日水曜日

ことばの「意味の範疇」

 
今日から水星逆行です。
ことば、情報、交通などの不具合に注意です。
いつもよりオオゴトな誤解や不達があったら、
水星逆行のせいにしちゃいましょう。
  
そんなさなか、ことばについて思いを馳せています。
 
かつての職場、新聞社の校閲部での会話です。


2018年4月6日金曜日

[t]

 
かなり前、ラテン語のミサ曲を練習しているときに
指導者の先生から言われたこと。


「日本語のタ行は舌が歯に触れないが、
ラテン語を歌うときは本当は歯に触ってほしいんだ」


2018年4月5日木曜日

ヘアー・ウェブ

 
娘ちゃん氏がかわいがっている、さらさらロングヘアのリカちゃん。
膝よりも下まである金髪ストレートが特徴で、
まるでラプンツェルのよう、とお気に入りだ。
 
ある時、髪が一部おハゲになっているのに気がついた。
娘がいつもいつもくしけずっているので、
きっと抜けているに違いないと思ってはいた。