2010年5月21日金曜日

“CA” Chapter IIの覚え書き

 
William Lilly “Christian Astrology”
―An Introduction to Astrology―
 
Chapter2(の覚え書き)
 
Of the use of the Ephemeris
 
 
 
p28
 
Meridionall latitude 
Septentrionall latitude
Meridionall =meridional 南の、南方の
Septentrionall =septentrional 北の、北方の
 

latitude ここでは Celestial latitude(Ecliptic latitude)、黄道を基準にした緯度、すなわち「黄緯」のこと。
 
仮に、天球に描かれた黄道の任意の点Aから地球の中心核にむけて垂線をおろすと、それは地表に描かれた黄道の点A'を通る。
その直線を、地核を中心にして黄道上を360度ぐるりと回してできた面、これがつまり地の黄道と天の黄道を結ぶ「黄道面」となる。
(地球の中心と太陽の中心を結んだ線で作られる面=公転面に等しい)
 
Ecliptic latitudeも、latitudeというからにはむろん緯度なわけで、黄緯の場合は黄道を0度とする。
北だの南だのというのは、ある天体が、黄道面(黄緯0度)に対して北側にあるか南側にあるかということ。
あるホロスコープで語られる時間に、その天体が南緯座標にあるのか北緯座標にあるのかを考察する。
 
問題は、ホロスコープは平面なので、黄経は(◯サインの◯度という形で)表現できるものの、黄緯は表現されない点。
それゆえ、エフェメリスの記述をチェックすることが大切だったのだろう。
(p29のラストには、エフェメリスから黄緯を読み解く方法が書かれている。)
 
昨今は占星術ソフトの充実により、天体の黄緯が一発でわかるものもある。
±で表現されている場合、+がSeptentrional or North、-がMeridional or South。
 
underneath …の表面下に、…の支配下の、…の下位の
M.A. =Meridional Ascending
M.D. =Meridional Descending
S.A. =Septentrional Ascending
S.D. =Septentrional Descending
黄緯の南北に加えて、天体が上昇しつつあるか下降しつつあるかを表したもの。

The Sun hath never any latitude.
黄道は太陽の通り道であるから、それを基準にしている黄緯では太陽は常に0緯度である(値を持たない)。
 
manifest 明白な、一目瞭然の;明らかにする、はっきり示す
acquaint 教える、知らせる;熟知させる、慣れさせる
 
Dominicall letter 主日(しゅじつ)文字。A~Gの7文字を、毎年1月1日をA、2日をBとふっていき、
どの文字が日曜(主の日)に当たるかで、その年の主日を表す文字を決めたもの。1646年はDが主日文字だったようだ。
 
 
 
p29
 
moneth =month
Retrograde 逆行
Direct in motion 順行
 
 
 

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