2010年6月8日火曜日

“CA” Chapter VIIの覚え書き(第1室から第4室まで)

  
William Lilly “Christian Astrology”
―An Introduction to Astrology―
 
Chapter7(の覚え書き、第1室から第4室まで)
 
Of the twelve Houses, their Nature and signification.
 
 
 
p50
 
As before 前のように
relate 話す、述べる
nature 性質、傾向、本質
whereof それについて
requisite =necessary
improvident 軽率な、その場しのぎの、将来に必要なことを考えようとしない
furnish 〈家具や調度を〉備えつける、与える
Householdstaffe =household staff 家財道具
bestow 置く
appertain ふさわしい、適性する
in one way or other =one way or the other[another] どっちみち、いずれにしろ;なんとかして、いろいろな方法で
appropriate 適合の、妥当な、ふさわしい
member 〈人体などの〉一部、構成要素
represent 表す、象徴する、描写する
Fore-fathers 先祖、先人
alot =allot あてがう、割り振る、配分する
humane 慈悲深い、苦痛のない
sufficient 十分な
grounds 根拠、理由、基盤、前提
rationall 合理的な
contingent 偶然の、不慮の
thereof =of that その、それの、それについて
 

 

Of the first House and its signification.
〈第1室について〉
 
stature 身長;〈心の、知性の〉資質、能力
complexion 肌の色、顔色;心構え、態度、様子;気質、性質。(コンプレックス・イオンではない)
propound 〈理論を〉提案する、提示する
Eclipse 日蝕、月蝕
great Conjunction 20年に一度の、木星と土星の合。大合。
annuall 例年の、毎年の
ingresse 天体がサインに入ること

第1室は人間の頭部、顔を表わす。
土星、火星、ドラゴンズテイルのいずれかが入室していれば、ホラリーの場合もネイタルの場合も、
顔や、第1室のカスプのサインが表す部位にシミ(キズや汚れ)がある。
白羊宮がアセンダントにきていると、頭や顔にまず間違いなくホクロやアザ、傷がある。
 
 
 
p51 
 
and if few degrees of the Signe ascend, the mark is in the upper part of the head;
if the middle of the Sign be on the cusp, the mole, mark or scar is in the middle of the face, or neer it;if the later degrees ascend, the face is blemished neer the chin, toward the neck:
傷などがある場所は、第1室のハウスカスプ(アセンダント)が白羊宮のはじめのほうなら頭部の上のほうとなり、
白羊宮の中程なら顔かそのあたり、白羊宮のおわりのほうなら顎か、首のあたりとなる。
 
upper、middle、laterというのは、理解のためにデーカンの考え方を応用してもよいものだろうか?
第1室のハウスカスプが、牡羊の0度~10度未満(第1デーカン)にある場合をupper、10度~20度未満(第2デーカン)ならmiddle、
それ以降(第3デーカン)をlaterと考えてよいならわかりやすいのだが。
 
第1室は白い色をつかさどる。
 
(質問の対象者を表す天体が第1室にあった場合?)、その顔色はより青白く、弱々しい印象を与える。
 
Party 当事者、関係者
 
服の色を知りたいと思った場合、その人を表す天体が第1室にあり、サインが一致すれば、その服は白かグレーなどそのあたりの色である。
家畜について尋ねた場合は、表示天体がこの室にあるなら、家畜はそのような色みである。
また、第1室はMasculineである。
enquire after …の様子を尋ねる
correspond 相当する、一致する
Catole =cattle
denote 示す
 
第1室の共同表示体は白羊宮と土星である。
土星が第1室にあることでわずかにでも強められ、かつベネフィックな天体と好意的なアスペクトを作っているなら、
実直な性格(真面目な体質)が保証される。しばしば長命でもある。
fortify 強める
benevolent 好意的な、慈悲深い
sober 真面目な、落ち着いた、しらふの
costitution 体格、体質、本質、性格、性分
 
第1室は水星のジョイであり、これは頭部、言葉、想像力や記憶を表すからである。
水星が第1室で良い品位を得て位置づけられるとき、(このような水星を持つ人は)雄弁家となる。
Tongue 舌;言葉、言語
posit 置く、据える
Orator 雄弁家、話すことが得意な人
 
 
 
Questions conserning the second Houses.
〈第2室について〉
 
富裕と貧困、すべての動産、借金、利益や達成、損失や損害。
訴訟では、友人や協力者を表す。(訴訟でない)争いごとでは、質問者の支援者を表す。
Wealth 財産、富、富裕
Poverty 貧困、不毛
Profit 利益
gaine =gain 利益、増収、獲得、達成、勝利。(一説に、=game)
suits of Law =suit at law 訴訟
 
 
 
p52
 
蝕やグレートコンジャンクションのとき、国民の貧困や富裕を表す。
第2室に白羊宮の太陽があると、攻撃や防御の手段、味方、共有財産への支援、軍需品倉庫を表す。
Ammunition 攻撃(防衛)手段、軍需品
Ally 味方、支援者;同盟国
import …の意味を含む、表す、示す;移す、持ち込む
Magazine 軍需品の倉庫、弾薬庫
 
第2室は人の首を表し、肩に向かって後方の部分をも示す。
また、色は緑色である。
 
hinder 後部の、後方の
 
第2室はFeminine、Succedantであり、いくつかのラテン語文献ではAnaphoraと呼ばれている。
specify 詳細に述べる
hence このことから、したがって、これをもとにして
Anaphora 〈文法〉前方照応、〈修辞法〉行頭反復。→どのような意味になるのか、調査中。
 
第2室の共同表示体は木星と金牛宮。木星がこの室にあれば、もしくは第2室の支配星なら、
財産や不動産(を所有するということ)を語っている。太陽と火星には、決してこの室はいい場所ではない。
ネイタルにしろホラリーにしろ、問いの在り方や内容によっては、その性質(持つ力)を分散させてしまう。
dispersion 分散、散乱
substance 物質、本質、実質
 
 
 
The third House.
〈第3室について〉
 
兄弟、姉妹、いとこ、親類、隣人、小旅行、国内旅行、ある場所から別の場所へ動く(移転する)こと、書簡、手紙、うわさ、使者。肩、腕、手と指をつかさどる。
Brethren 〈古〉brotherの複数形
Cozen =cousin 古語では cosin
Kindred 親族、一族
inland 国内の、内陸の
oft =often
Epistle 書簡、儀礼的な手紙
 
色については赤と黄、つまりサフランのような色や、赤褐色をつかさどる。
Croceall =croceal サフラン。ここではその雌しべからとる染料の色のことか
Sorrell =sorrel 赤褐色、栗色
 
第3室の共同表示体は双子宮、火星である。そのため、火星がこの室にあっても(土星とともに入室していないかぎりは)すごく悪いということにはならない。
 
第3室はCadentで、月のジョイである。月がこの室で、特にムーバブルサインにあるときによい状態にあるなら、それは旅、走ること、歩くことについてよいことを表しており、また、静かであることはめったにない。
 
第3室はMasculineである。
 
 
 
The fourth House.
〈第4室について〉
 
一般的には、父祖についての見解をもたらすとされ、ホラリーでもネイタルでも、常に父親を示す。
enquire =inquire 尋ねる
 
土地、家屋、居場所、相続物件、耕地、隠された宝、最終結論すなわち物事の帰結を表す。
Tenement 居場所、住居
Inheritance 父祖から受け継ぐあらゆるものを指す。相続物件、遺伝、代々続く所有権そのもの、など。
Tillage 耕作地、農作物
determination 結論、決着、最終解答
 
町や城を攻めること、攻囲を解くことを表す。
besiege (要塞などを)包囲する、攻める
 
すべての先祖代々の家屋、庭、土地、牧草地、果樹園を表す。
Dwellings 住居、住宅
Pasture 牧場、放牧地、牧草地
Orchard (柑橘類以外の)果樹園
 
 
 
p53
 
誰かが手に入れる土地の適性、属性を表す。たとえば、ブドウ畑に適するのかトウモロコシ畑に適するのか、
または木が茂っているのか、石ころだらけなのか、作物ができにくい土地なのかといったことを示す。
purchase 買う、獲得する、手に入れる
Wooddy =woody 木の多い、森林の
Stony 石の多い、石ころだらけの
barren 不毛の、作物が実らない、実を結ばない
 
第4室が都市や所有者を示すことから、統治者を表す。
 
第4室は胸部、肺をつかさどる。
brest =breast
 
色については、赤である。
 
第4室をの共同表示体は、巨蟹宮と太陽である。
 
われわれは第4室を、大地のAngle(区分)、またはICと呼ぶ。
 
第4室はFeminineで、北の方角である。
 
ホラリーもしくはネイタルにおいて、第4室は父親を表し、昼は太陽が、夜は土星が象徴する。
この室に太陽があれば不吉なことはなく、むしろ父親が気高い人間性であるなどということを示す。
 
 
 

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